クリニックや病院との関係性

“入居されている方が透析治療を行っています。腎臓が悪くて排尿が出来ず、透析治療を行わないと命に関わる状況です。今まで通っていた所ではない透析クリニックに変更となりました。
そこで又新たな人間関係を構築していく事になりました。この女性は70歳代の方で認知症がかなりあります。その為入居となっている方です。
足は少し悪いですが杖で一人で歩く事が出来ます。よくしゃべり良く笑う方です。娘さんが本人の地元に嫁いで行ったので一緒に連れて帰ると認知症を発症してしまいました。
昔住んでいた地域よりも結婚し長年住んできた地域の方が慣れ親しんだ状態だったのです。
そこで本人は地元に戻りホームに入居する事になりました。旦那さんは早くに亡くなられています。ホームに入居するまでは一人で生活していました。
活気の溢れる方で地域の方とよく交流を持っていたと思います。
新たな透析のクリニックで初めて会った看護師さんによくしてもらった様でした。透析治療では血管に注射を毎回2回する事になります。血管も良く出ていて分かりやすいのですが、刺すのはやや一癖ある様子でした。ですので、時たまAバンドエイドを3枚ほど貼って帰宅する事もありました。
初めて行った透析のクリニックでその看護師さんは上手に刺してくれて一発で入れてくれた上に痛く無かったと帰宅してきました。それからは週に3回クリニックに行く事が楽しみになった様子です。
今日はクリニックの看護師さんに何を言われたのかと逐一報告してくれるようになりました。連絡ノートにも記載してもらい、内容は合っている事と違っている事と半々です。なかなか全てを丸々信じる事が出来ない状況にあります。
そんなある日、新しい看護師が来たんだと報告がありました。慕っていた看護師の後輩になる人が新たに入ってきてその人に穿刺されたのが痛くて、とろくて嫌だったと話していました。
愛想もあって良く話しをしてくれるので、関わりやすい半面、少しでも嫌だと感じた人には露骨に嫌な態度を取る方です。今後、この新しい看護師さんは大丈夫かなと思っていました。すると次の時からはやっぱり私が教えてあげないといけない!と言いながら帰宅してきました。少し興奮気味にも嬉しそうな表情でした。一体何があったのか確認したくなりました。
他の報告事項もあったのでクリニックに電話連絡をしました。気に入っていると言っていた看護師が電話の応対に当たってくれました。本人は後輩の看護師を覚えており関わりたくない態度を取られていたので、色々教えて下さいと本人が気に入っている看護師が本人に伝えたとの事でした。
いつになってもどんな状態になっても誰かに頼りにされる事は人として嬉しい物です。丁度その辺をくすぐられたのか、この方は透析クリニックに行く度に本人の知っている事を教えてあげる様になったみたいです。
好き嫌いがはっきりしている分、好きな方に頼りにされるとそれが強みになるようでした。透析のクリニック等、罹っている疾患によっては他の病院と連携をとる必要があります。クリニックやそのスタッフによってはそれが上手く行っていない事もあります。連絡ノートのやり取りが十分出来ているとも言えない状況だったりもします。
それでも入居者さんの命を預かっているので綿密な連絡の交換は必要になります。
ホーム側のスタッフが勝手に病院を決めてくる事は出来ませんが、関係している病院との関係がどんな状態かをしっかり伝える事も必要だと思っています。
今のクリニックではその看護師さん始め、いいスタッフの方と関わっているので本人も納得しながら治療を受けています。又、クリニックではDrもおられるので、症状の事とかで聞きたい事があれば連絡ノートに記載したり電話で問い合わせたりしています。
安心感を持って入居者さんを送りだす事が出来ています。”

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