デイサービス利用者にも多い利用者の帰宅願望について

“帰宅願望と耳にしてどのようなことをイメージされるでしょうか。
言葉の通り「家に帰りたい」と訴えがみられることですが、認知症の方にみられることが多く帰りたい場所も定かでないまま自宅に帰ってからも訴えが続くケースもあります。そこから徘徊に繋がることもあり、対応に困られているご家族も多いです。
私は現在デイサービスに勤務していますが毎日のように帰宅願望が強い利用者さんの対応をしています。入所施設にいた頃もこのような方はおられ、原因も様々です。
落ち着けないなどの不安が帰宅願望に繋がります。
そんな時の言葉掛けや対応として相応しいものとは…。
私も日々試行錯誤中ですが、まず介護の基本として「受容」が大きなポイントです。
事実であったとしても「帰れません」など否定してしまうことは避けないといけません。不安は増幅し、さらに不穏になってしまわれることが目に見えています。
その場凌ぎのようにも見えますが「帰るまでゆっくりコーヒーでも飲んでいかれませんか」「今晩の献立に困っているのでなにかアドバイスをくださいませんか?」など他に気をそらしてみるなどが意外と効果的です。
あくまで利用者の気持ちを汲み取り、時には他愛もない話をしながら気分転換にと散歩に出かけることもあります。
利用者にここにいて欲しいことを伝え、ここは居心地が良い場所であると意識づけていただくこともポイントです。わたしたちだって、よくわからないところに何時間も拘束されるとなると嫌になってしまいますよね。
利用者の場合、それが家族の介護負担軽減であることが多いのですがそこは伏せてどう対応するかが肝になってきます。
今この場所でどう楽しんで過ごしてもらうか。そう考えると、提供できるサービスも変わってきます。
また興味を持たれていることや趣味などを把握するのもひとつの手。ガーデニングが好きな方や、カラオケが好きな方などたくさんお会いしてきましたが好きなことに打ち込める時間は良い刺激にもなりますし有効です。
とにかく帰ってもらっちゃ困る!というような焦りは必ず相手に伝わってしまいます。また不思議なことに不穏は伝染するもので他の利用者までソワソワしてしまい、全体的に落ち着かない場を作ってしまうことも。
介護者がどのような対応をとるか、言葉がけひとつが良くも悪くも影響するものです。そっと利用者の声に耳を傾けてみること。まずはそこから始めてみましょう。そこを怠らず続けていけばきっと良い関係が構築されていきます。”

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