在宅介護をしていて福祉用具を上手に使えばよかった体験談

私の母親は長年教師をしていました。定年まで勤めあげて、その後は悠々自適に旅行に行ったり、好きな趣味をしたりと、元気に暮らしてくれていました。その母が80歳を過ぎたころから足腰が弱ってきたようで、長い歩行が難しくなってきました。急に衰えをし始めた母に困惑を覚えて悲しくなりましたが、母親は在宅で暮らしたいというので、その願いを叶えたいがために自宅で暮らせるようにいろいろと介護用品などを買うことにしました。まだヘルパーさんとかは必要なかったので、区役所に相談をして福祉用具の手すりや歩くときに転ばないように手押し車をレンタルしたりして使っていました。近くの買い物であればシルバーカーを押して何とか行けるので安心をしていました。そんなある日、母親が道で転んだという連絡を受けました。転んだ時、右半身を強くぶつけてしまい、ひどい痣と擦り傷による出血がありました。腰を強くぶつけてしまったので、歩くことはできないため、車いすをレンタルして買い物に行くときは私が押していくことになりました。治るまでの間は、車いすで整形外科へ通院を毎日繰り返し行いました。徐々に3か月もすると良くなってきて、ゆっくりですが歩くことが出来るようになりました。手押し車で近い場所なら行くことが出来るようになるまで回復し、心から良かったと安堵しました。半年もたつ頃にはまた、元気に歩くことが出来るようになったので、一人でお出かけすることにたいして、気を付けてねという程度で見送ることにしました。一度転んだからもう、転んだりしないように気を付けてくれるだろうと思っていた矢先、また、コンクリートの道で転びました。1センチくらいの小さな段差に躓いたということでした。今回も強く膝、腰をぶつけてしまい、骨折してしまいました。前回よりもひどいことになり、入院をすることになりました。母親は気を付けていたけど、足が躓いたと話してくれましたが、やるせない気持ちになりました。その時、ふと母の足を見ました。よく見ると外反母趾になっていました。これは、母の職業柄毎日ヒールを履いていたせいでつま先の親指が曲がってしまっていて、この状態では非常に転びやすい状態だったのです。しかも、足腰が弱ってきていましたから、膝を上げることも難しく、小さな段差にも躓きやすいという悪循環でした。あとで分かったことですが、こういう足の人には、つま先が上がり気味の福祉用具の靴を履かせた方が良かったとのことでした。もっと上手に調べれば事故も防げたのではないかと後悔しています。

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